インビザライン治療を検討されている方々にとって、治療期間中の通院の頻度は大きな関心事の一つだと思われます。本日は、インビザライン治療における通院の頻度と、その期間中に歯科医院で何が行われるのかについてお伝えさせていただきます。
■インビザライン治療の概要
インビザラインは、従来の金属製ブラケットやワイヤーを使用しない透明なマウスピース型の矯正装置です。一連のクリアなアライナーを使用して、段階的に歯を理想的な位置に移動させます。この治療法の魅力は、目立たず、取り外しが可能である点にあります。ただ装置の正しい使用と、定期的な歯科医師の診察が大事になってきます。
■通院の頻度
インビザライン治療中の通院頻度は、患者さんの個別の状況や治療の進行度によって異なりますが、一般的には4〜6週間に1回のペースが多いです。これは、治療計画に基づき、新しいアライナーに交換するためや、治療の進行状況を確認するために必要です。
■通院時に行われること
①進捗の確認
歯科医師は、アライナーが計画通りに歯を動かしているかを確認します。これには、口腔内の視診だけでなく、場合によってはX線写真やデジタルスキャンを用いることもあります。
※通常の場合はチェック・視診のみとなります。
②アライナーの交換
通院ごとに次の段階のアライナーに交換します。患者さんは、この新しいアライナーを次の診察まで毎日着用することになります。
③調整とカスタマイゼーション
治療計画に基づき、必要に応じてアライナーを調整します。また、特定の歯に対する圧力を増減させるための小さなコンポジット樹脂の「アタッチメント」を付加したり、調整したりすることもあります。
④口腔衛生とケアの指導
アライナーを清潔に保ち、最適な口腔衛生を維持する方法についてのアドバイスを提供します。
⑤次回の計画
次の診察までの計画やアライナーの管理方法についての指示を行います。
■患者さんの役割
インビザライン治療の成功は、患者さんの協力に大きく依存しています。アライナーは1日に20〜22時間着用する必要があり、指示された通りに使用しないと、治療期間の延長や望ましくない結果につながる可能性があります。また、定期的な通院は進捗の確認と必要に応じた治療計画の調整に不可欠です。
インビザライン治療は、多くの患者さんにとって非常に効果的な矯正治療法ですが、その成功は定期的な通院と患者さん自身の積極的な参加によって左右されます。通院は治療進捗の確認、アライナーの交換、および必要な調整を行うために重要であり、患者さんと担当医の間の継続的なコミュニケーションとしても大事になってきます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ▲ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:30~13:00
午後:14:30~18:30
土曜日は9:00~16:00まで
休診日:木曜・日曜・祝日
祝日がある週の木曜日は診療しております。