『歯周病の原因と放置する危険性』
歯周病は「世界で一番多くの人が感染している感染症」として
ギネスブックにも登録されています。
歯周病の原因は何でしょうか。
〈歯周病の原因とは?〉
歯周病とは、お口の中に生息している歯周病菌が出す毒素により、歯周組織が破壊されていく感染症です。
歯を支えている歯槽骨と呼ばれる骨も破壊されるため、
歯を支えきれずにグラグラしてきて最終的には抜けてしまいます。
お口の中にはたくさんの細菌が生息していますが、
それらの細菌同士がネバネバとした物質を分泌して互いに結びつきます。
これがプラーク(歯垢)と呼ばれる汚れです。歯周病菌は嫌気性菌と呼ばれる空気が嫌いな菌のため、
ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目の溝に侵入していき徐々に歯周組織を破壊していきます。
〈歯周病を放置するのは危険〉
先ほども書いたように、歯周病を放置するなら歯を失う結果になりかねません。
しかし歯周病の怖さはお口の中だけではなく、全身の健康に悪い影響を与えます。
①誤嚥性肺炎
食べ物や唾液が誤って肺の方に入ってしまい、そこで炎症を起こすことを誤嚥性肺炎と言いますが、
その原因の多くはお口の中の歯周病菌と言われています。
75歳以上の死因第一位は肺炎ですが、誤嚥性肺炎がかなりの割合を占めています。
②心筋梗塞、脳梗塞
歯周病菌は血液を介して全身を巡ります。
歯周病菌は動脈硬化を起こすことがわかっているため、心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクが高くなります。
③糖尿病の悪化
歯周病が進行している人は、糖尿病の数値も悪化することが研究で分かっています。
歯周病菌はインスリンの働きを阻害するためです。
④低体重児出産、早産
歯周病菌は子宮を収縮させることがあるため、妊婦にとっては特に注意が必要です。
歯周病をお口の中の病気だと甘く見ず、適切な治療を受けて良い状態を保ちましょう。
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